世界選手権途中経過3(準決勝戦終了):スヌーカー世界選手権2019

GWもいよいよ終わりが迫ってきましたが、世界選手権も残すところ1試合となりました。まずは準決勝戦を振り返って行きましょう。

今大会激戦が予想された下のブロックから勝ち登ってきたのはジャッド・トランプとゲリー・ウィルソンでした。

決勝進出を決めた最終フレーム

ここまで好調だったゲリー・ウィルソンですが、準決勝戦のセッション2以降は満足のいくプレーが出来なかったと語っています。
世界選手権ならではの長期戦の怖さが表れた結果となりました。


今シーズンは過去最高のパフォーマンスを発揮しているトランプです。
マスターズ、北アイルランドオープン、ワールドグランプリを制し、世界選手権決勝戦進出という素晴らしい戦績です。マスターズ優勝時のインタビューでも語っていましたが、セーフティゲームがこれまでと大きく違い、ディフェンス面でも世界トップレベルのゲームを行えるようになったのが勝因でしょう。
2011年以来、8年ぶりとなる決勝戦進出です。そのときの相手はジョン・ヒギンズでした。結果はフレームカウント18ー15と近年まれに見る接戦を演じてくれまいしたが、経験の差でトロフィーには手が届きませんでした。
自分がちょうどスヌーカーの試合を見始めた頃だったので鮮明に覚えています。ああ、なつかしいなぁ。

その大本命ジャッド・トランプとの対戦相手はジョン・ヒギンズかディビット・ギルバートに絞られました。

試合はギルバートが先行して進んでいきます。
ヒギンズはプロの中でも一目置かれる非凡なダブル(バンクショット)テクニックで超難球のブラックを沈めるなど見所もありましたが、前半戦はフレームカウント6-10でギルバートが有利に立ちます。

このままギルバートが逃げ切るかと思われましたが、ヒギンズのカムバックが始まります。第28フレームで14-14のふりだしに戻すと、次のフレームで逆転に成功します。先にギルバートにリーチをかけられますが、第32フレーム目、ジョン・ヒギンズのスーパープレーが始まります。

そのままディサイダーに突入し、終盤のスヌーカー合戦が始まります。最後のレッドを使ってセーフティに行くところ、ギルバートが厚く当てる痛恨のミスを犯し、ヒギンズがクリアランスでギルバートの夢を砕き、8度目の世界選手権の決勝戦進出となりました。

この後、記者会見でギルバートはこの大会に対する思いを涙を浮かべながら語りました。

自分も試合前は決勝はヒギンズ対トランプ戦を希望していましたが、この会見でのギルバートのコメントを聴き、優勝すべきはギルバートだったのではないかと思うほど、並々ならぬ思いでこの大会に望んでいたことがうかがい知れます。感動的な記者会見でした。

ということで、スヌーカー世界選手権2019の決勝戦はジャッド・トランプ対ジョン・ヒギンズ、2011年の再戦となりました。
個人的にはトランプに優勝して欲しいところですが、トランプのヒギンズに対する苦手意識は特に顕著であり、今回もそれに飲み込まれないかというのが懸念です。
また今回の準決勝戦で劇的な勝利を収めたヒギンズの精神力も決勝戦まで持続しそうです。これらの面を考慮するとヒギンズの方が有利かなと予想しますが、どんな結果になるのでしょうか。

決勝戦は日本時間の今日22時からスタートです。

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