チャイナ・チャンピオンシップ&ポール・ハンタークラシック:レビュー

今シーズン最初のビッグ・トーナメント、チャイナ・チャンピオンシップとポール・ハンタークラシックが8月後半に行われました。

昨年初めて開催された招待試合のチャイナ・チャンピオンシップが、今年はランキング・イベントとしてリニューアルされました。その規模はこれまで中国最大の大会インターナショナル・チャンピオンシップ、ワールド・オープンと並ぶ最大級の大会です。
さてこの規模の大会ならエリートランカーたちの上位独占が予想されましたが、事実は小説よりも奇なりという言葉がこれほど合う状況があるでしょうか。

今大会のラウンド2で事件は起こりました。なんとここで優勝候補のほとんどが脱落してしまったのです。残ったエリートランカーはロニー・オサリバン、ショーン・マーフィとアリ・カーターだけでした。

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久々の優勝を渇望されていたロニー・オサリバンでしたが、準々決勝戦でベルギーのルカ・ブラセルに敗北を喫しました。このルカが準決勝戦を制しファイナルへ。対するは”マジシャン”ショーン・マーフィです。

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この二人はアタッキングなプレイで定評のあるプレイヤーであり、この決勝戦もさぞ壮絶な矛と矛のぶつかり合いになるだろうと予想されていました。しかし、試合が始まってみると、初めこそはマーフィも好調そうでいい試合を予感させました。その後、中盤に入るとマーフィに異変が起こります。まるで別人かのようなミスの連続が続きます。それに釣られてかルカも普段の非凡なブレイクビルディングも影を潜める有様でした。何というか、あまり見どころのある試合ではありませんでしたね。はっきりいって、ここ数年で最も期待外れの決勝戦でした!僕はこの試合を二度と見直すことはないでしょう。

マーフィ自身も試合後のコメントで「最低のプレイだった。」と発言しており、反論する人は、恐らく存在しないでしょう。

閑話休題:海外の掲示板や動画のコメントを見ると試合内容に失望していた人が多かったようです。中にはマーフィの失速ぶりを揶揄して八百長試合ではないか?と揶揄する人も。まぁ気持ちはわかります・・・。

言い忘れていましたが、優勝したのはルカ・ブラセルです。

試合後のグラスタワー祝勝会
試合後のグラスタワー祝勝会

この大会の翌々日からはドイツのフュルトでポール・ハンタークラシックが行われました。

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一応ランキング・イベントとは謳っているものの、勝者に与えられるポイントはランキング・イベントの中でも最も少ない大会です。もちろんすべて1フレーム・マッチのシュート・アウトよりも、です。そこまでしてランキング・イベントとして取り入れる必要があるのかと疑問に思われるかも知れませんが・・・

試合形式はすべての試合はベスト・オブ・7です。そしてもちろんエリートランカーは11人が欠場しました。ディフェンディングチャンピオンのマーク・セルビーが優勝候補として有力視されていましたがLast 16でマイケル・ホワイトに敗北。ホワイトはそのまま決勝戦へ。対するはまたしてもショーン・マーフィでした。しかし今回も残念ながらマーフィは本調子とはいえずマイケル・ホワイトに2015年のインディアン・オープン以来のランキング・イベント2勝目を贈るかたちになりました。

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この大会は珍しく、女子の部門も同日に開催されました。決勝戦はもちろんこの二人、リアン・エバンスとNg On Yeeでした。

エバンスのセーフティが面白いように決まっていました。結果、ゲームは終始エバンスのペースで進みフレームカウント4-1でリアン・エバンスの勝利となりました。男子決勝戦よりも見どころがあると思ったのは僕だけでしょうか。

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次の大会は9月4日から始まる6レッド世界選手権(ノンランキング・イベント)です。そのほかも試合が目白押しなのが9月です。幸いにも、開催地は全てアジアなので夜更かしする必要が無く、日本人スヌーカーファンには嬉しい日程になっております。
さぁ皆で9月の試合を楽しく観戦しましょう!

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