またもランキングイベント初勝利!リガ・マスターズ2017:レビュー

6月23日から25日にかけて、今シーズン最初のトーナメント、リガ・マスターズが開催されました。開幕戦ということもあり、半分以上のエリートランカーが欠場するという観客の気持ちを考えると、寂しい顔ぶれの大会となってしまいました。しかし、出場するランキング下位のプレイヤーはここがチャンスだ!と考えていたことは間違いないでしょう。

今大会が行われたラトビアはバルト海に面しており、エストニア、リトアニア、ロシアに囲まれた場所にあります。首都リガの町並みは、まさにヨーロッパというにふさわしい美しい建築様式を呈しています。

https://dlift.jp/photo/photoDisplayWorldHeritage684より
https://dlift.jp/photo/photoDisplayWorldHeritage684  より

このリガで行われたのがリガ・マスターズでした。ディフェンディングチャンピオンはニール・ロバートソンでした。思い返せば昨年のロバートソンは、この大会で優勝したものの、その後の大会では軒並み不調という、数年前までは考えられないようなさんざんな成績でした。

縁起がいいであろう今大会は頑張ってほしいところでしたが、Last 64で今シーズンからメインツアー入りをした21歳、そして唯一のドイツ人プレイヤー、ルーカス・クレッカーズにディサイディング・フレームを奪われ敗北を喫しました。

 Lukas Kleckers
Lukas Kleckers

この試合で見事勝利し躍進を期待されていたルーカスでしたが、続く試合でジャック・リソウスキーに敗れてしましました。

そして今大会の準決勝に進出したのはケン・ダハティー、スティーブン・マグワイア、ライアン・デイ、マーク・ウィリアムズでした。ケンは久々のランキング上位進出でしたが、それまでの内容も良いとはいえず、案の定スティーブン・マグワイアがこの試合を制し決勝に進みます。

また反対側のブロックではウェールズ対決が実現しました。もちろん圧倒的な実績を誇るマーク・ウィリアムズが有利と予想されていました。
初めにリーチをかけたのはライアン・デイでしたがその後にミスが続き、ディサイディング・フレームへと向かいます。このままマーク・ウィリアムズの連取で逆転勝ちかと思われましたが、このフレームでデイは77点のブレイクを記録し、2月のグランプリ以来の決勝戦進出を決めました。

DDLk0gMXsAE-XYo

 

ということで、決勝戦はプロ18年間でまだ一度もランキング・イベントで優勝したことがないライアン・デイと2000年代は猛威を振るった、6回目のランキングイベント勝利を目指すスティーブン・マグワイアとの対決となりました。

DDLrIX6XUAEUyhL

決勝戦はBest of 9の試合です。なんとライアン・デイは初め4フレームを連取し、すぐさまリーチをかけます。これらのフレームでのマグワイアのミスはファイナリストとは思えないほど多く、インターバル後の立て直しが早急に必要でした。

DDMNFOCXcAE-v3Z

インターバルがあけ、マグワイアは2フレームを返しましたが、第7フレームで最後のイエローのポジショニングミスからライアン・デイがゲームボールを沈め、プロ入り19年目にして初のタイトルを手にいれたのでした。

DDMg1n3XgAIHTrS

デイはコメントで「大会期間中はいいゲームができたが、決勝戦が一番酷いできだった。」とコメントしています。(よく勝てたな・・・)

4ヶ月前アンソニー・ハミルトンがジャーマン・マスターズを優勝したことで、「ランキング・イベント未勝利最強プレイヤー」の汚名を引き継いだのがライアン・デイでしたが、この度めでたくこれを卒業することができました。
この日が彼のスヌーカー人生の中で最高の日になったことは間違いありません。

さて来月の3日からは、ランキング・イベントではありませんがスヌーカーの国別チーム対抗戦「ワールカップ」が行われます。ウェールズ・チームはライアン・デイとマーク・ウィリアムズがタッグを組みます。いったいどこの国が勝つのか、目が離せませんね!

Pocket

コメント

comments