クルーシブル史上4人目の連覇 ー 40周年記念大会にふさわしいセルビーの大勝利:World Championship 2017 Day 16~17

現地時間の5月1日、長いようであっという間だった2016/2017シーズンが幕を閉じました。今シーズンの最後を試合は世界選手権決勝戦、マーク・セルビー対ジョン・ヒギンズでした。

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ファイナルまで上り詰めたマーク・セルビーはディフェンディングチャンピオンで、2年連続の決勝戦進出を果たしました。

対するジョン・ヒギンズは2011年以来6年ぶりの決勝戦進出です。40代決勝戦に進出したのは、クルーシブルでは4人目です。そして、もしヒギンズ(41歳)が優勝すると、クルーシブルの歴史の中で2番に高い年齢での世界チャンピオンになります。ちなみに最高齢は1978年に優勝したレイ・リアドンの45歳です。

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2007年の決勝戦

そして、この対決はクルーシブル史上初の複数回世界王者の座についたことのあるプレイヤー同士の戦いでもあります。

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試合が開始すると、大方の予想通りセルビーが第1フレームを76点ブレイクで先制します。次はヒギンズ、セルビーと交互に取っていきますが第4フレームにヒギンズが141点というビッグ・ブレイクを記録します。

ここから火がついたヒギンズは、素晴らしいプレイでフレームを積み重ねていきます。セッションをまたいでもこの勢いは止まらず、第14フレームが終了した時点で、フレームカウント10-4と大量にリードし、セルビーの2連覇に黄色信号が灯ります。
しかし、このセカンド・セッションの最後3つのフレームで、セルビーは81点、121点のブレイクを含む3フレーム連取を成功させ、フレームカウント10-7で初日を終えます。

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サード・セッションでセルビーはセンチュリーブレイクこそ出せませんでしたが、変わらずの堅実なプレイで7フレーム中6フレームを手中に収めフレームカウント13-11と逆転に成功します。このセッションでのジョン・ヒギンズのセーフティミスが、大きな痛手となった結果でした。

最終セッションではジョン・ヒギンズが奮闘します。セルビーがフレームカウント16ー12とリードし、このまま試合が終わるかと思われましたが、88点、111点、そして接戦となった第31フレームもセルビーのファールからアドバンテージを得て、ゲームボールを沈め、3連取してフレームカウント16-15とします。

第32フレーム、セーフティ・エクスチェンジの展開からジョン・ヒギンズがハーフ・チャンスを残してしまい、このロングポットをセルビーが決めてそのまま131点のブレイクでヒギンズの追い上げムードを裁ち切ります。

第33フレーム、ヒギンズのセーフティミスの結果、穴前にレッドが残ってしまいセルビーがブレイクチャンスを得ます。残念ながら、このショットがヒギンズにとって今シーズン最後のショットとなってしまいました。セルビーはポットを続け、75点のブレイクでこの大会を締めくくりました。勝利を確信したときのガッツポーズがディン戦より小さかったのは、まだ余裕があったからでしょうか。
何はともあれ、現代最強のプレイヤーということを改めて、この試合で証明してくれました。ちなみにクルーシブルで連覇を達成したのはスティーブ・デイビス、スティーブン・ヘンドリー、ロニー・オサリバンに続き4人目です。

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敗れたヒギンズですが、今シーズンは素晴らしいパフォーマンスを見せてくれました。チャンピオンオブチャンピオンズ、チャイナ・チャンピオンシップの優勝、スコティッシュ・オープン、世界選手権では準優勝という結果で世界ランキングは2位に浮上しました。

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2007年の再戦を制したセルビーは、これでランキングイベントで今シーズン5勝目です。これはスティーブン・ヘンドリー、ディン・ジュンフィと並ぶタイ記録です。
そして世界ランキングも変わらずの1位ですが、驚くのはそのポイント差です。2位のジョン・ヒギンズとは2倍以上の差をつけての断トツのトップ。この強さは、プレースタイルは違えども、全盛期のスティーブン・ヘンドリーを彷彿とさせますね。

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最後に今大会の準決勝戦までのスーパー・ショット集です。

ほとんどセルビーですが(^_^;)

 

 

 

ちなみにアンケート結果は
3位がJ、セルビーのピンクからのパック
2位がI、セルビーのブルーからのパック
1位がE、圧倒的な支持を受けたのはマーフィのリボイスでした。

個人的にはJのショット推しでした。

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