スヌーカー世界選手権 2017 を楽しく観るために。

2017年4月15日から約2週間かけてスヌーカー世界選手権が開催されます。
今回は僕が思う、今年の世界選手権の見所を紹介していきたいと思います。

さて、世界選手権の話題に入る前に、前回の記事でチャイナ・オープンはなぜ重要なのかを説明していませんでしたのでまずはそちらから説明します。

なぜチャイナ・オープンはそれほど重要な大会なのか?
それは世界選手権のフォーマットにあります。
世界選手権の本戦は言わずと知れたイングランド、シェフィールドのクルーシブルシアターで行われます。そこに参加できるのはエリートランカー16人と予選を勝ち抜いた16人の計32人です。
つまりランキング16位以上のプレイヤーは予選が免除されるのですが、この予選がとんでもない苦行なのです。(マーク・ウィリアムズは前回のチャイナ・オープンで優勝すればランキング16位に上がり予選が免除されましたが、準優勝だったため予選のラウンド1から参加することになりました。)
予選は128人からのノックアウトステージで行われます。
とは言っても、どうせランキング上位陣が勝つんでしょ?と思われるかも知れませんが、すべてのプレイヤーはこの世界選手権のトロフィーを手に入れるために日夜鍛錬を繰り返していると言っても過言ではありません。そのためみんな気合いの入りようが尋常じゃありません。

こちらが観ていても「もうコンシードしなよ・・・」という状況でも、なかなか諦めません。みんなそれくらい本気でやっているので、ランキング下位の選手でもこの大会だけ異様に強くなる人もチラホラいます。このため今年も下克上ともいえる結果が散見されました。

Round 1 での最大の事件は、女子スヌーカー世界選手権11回優勝の記録を持つリアン・エバンスがフィンランド最強のプレイヤー、ロビン・ハルをフレームカウント10-8で破ったことです。

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女性が世界選手権の舞台で男性を倒したのは史上初です。しかもベスト・オブ・19の長期戦の上での出来事なのです。続く2回戦で敗退してしまいましたが、これは女子スヌーカー界にとっては歴史が大きく変わった瞬間でした。

 

さて実際、ランキング17位から32位までの選手で残っていたのは
マーティン・ゴールド、スティーブン・マグワイア、ルカ・ブラセル、トム・フォード、グレアム・ドット、ゾウ・ユーロンだけでした。
世界選手権常連選手のマーク・ウィリアムズ、ジョー・ペリー、リッキー・ウォールデン、アラン・マクナマスは敗退しています。これらの有名選手でも予選を通過できないという所に、世界選手権の厳しさを感じますね。

余談ですが、最終日のファーガル・オブライエンとデイビッド・ギルバートの試合はディサイディング・フレームまでもつれたのですが、このフレームでとんでもない記録が生まれました。
なんとこのフレームが終わるまでにかかった時間なんと

2時間3分41秒

もちろん、ワールド・スヌーカー史上最長記録です。これ以前の最長記録は2年前にアラン・マクナマスとバリー・ピンチスがつくった1時間40分24秒でした。

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長時間の末、クルーシブル行きを決めたファーガル・オブライエン

そして40周年となる今大会で初めてクルーシブルにデビューすることが決まったプレイヤーは5人
デイビッド・ガレス、ノッポン・センカム、ゲリー・ウィルソン、ヤン・ビンタオ、ゾウ・ユーロンです。この新顔達はどこまで勝ち進めるのか楽しみですね。

 

注目の対戦表はこちらです。

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上のブロックからはマーク・セルビー、下のブロックからはジャッド・トランプがそれぞれ上がってくるのではないかと予想します。

開幕は4月15日ですが、この日のカードは

18時から
マーク・セルビー対ファーガル・オブライエン
アンソニー・マクギル対スティーブン・マグワイア

22時30分から
ロニー・オサリバン対ゲリー・ウィルソン
カレイン・ウィルソン対デイビッド・ガレス

日付変わって3時から
マーク・セルビー対ファーガル・オブライエン
アンソニー・マクギル対スティーブン・マグワイア
の2nd セッションになります。

世界選手権の最初の試合は必ずディフェンディングチャンピオンが登場しますのでマーク・セルビーの試合になります。この記念すべき40周年大会で連覇することができるのか。これが今大会最大の見所になることは確実です。

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繰り返しますが、スヌーカー界の最大のイベント世界選手権2017は15日18時からですので、皆さんお見逃しなく、楽しく観戦しましょう(^_^)/

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