スヌーカー大賞2016 これが新の年間最高試合。 裏

昨日2016年のワールド・スヌーカーの試合を順位付けしましたが、はっきりいってしまえば前座、前菜、余興にすぎません。なぜなら現代スヌーカー=マーク・セルビーと揺るぎない定義が確立されているからに他なりません。という事で今回は2016年のマーク・セルビーの試合を全て観てきた僕が振り返る、2016年とスヌーカー(=マーク・セルビー)の全てをお見せします。

第10位 完全なる勝利 初のICタイトル獲得

9月25日、世界選手権決勝戦から4ヶ月が経過し、同カードが上海マスターズで組まれました。結果は観客から背中を押される形でディンがリベンジを果たしました。
その一ヶ月後インターナショナル・チャンピオンシップの決勝戦で2016年3度目となるこの二人のファイナルでの対決が行われました。この試合ではディンがミスを乱発したこともありセルビーの完全なる勝利となり、初のインターナショナル・チャンピオンシップを獲得しました。

第9位 上海事変2016 大ピンチからの生還

9月24日に行われたビンガムとの試合では先にフレームカウント3-5とリーチをかけられ、あわやここまでかという状況に追い詰められました。しかし、スヌーカー界最凶のタフ野郎の異名を誇るセルビーが流れを変えます。

 

第8位  飛躍男を打ち落とせ!

インターナショナル・チャンピオンシップのLast 16で行われたリャン・ウェンボとの試合は辛いものでした。直前のイングリッシュ・オープンで優勝したリャンは、この流れで世界No.1プレイヤーをも制圧しようとしていました。確かにこの試合のリャンは強かった。しかし勢いだけでは勝たせてもらえないのもスヌーカーです。セルビーはこの試合で大切なことを我々に教えてくれました。

 

第7位 マークvsマーク 似ても似つかぬ強者達

”ピストル”のニックネームを持つマーク・アレンのオフェンス力はこの業界でも突出しています。このチャイナ・チャンピオンシップの試合ではセンチュリーブレイク3発を早々に放ちフレームカウント5-2とセルビーを追い詰めます。しかし、そうは問屋が卸さないのがこの人、マーク・セルビーです。

第6位 もはや対処しようのない強すぎるセルビー

このゲームでは序盤はビンガムもいいプレーをしていましたが、中盤から終盤にかけてはセルビー劇場と化していました。ハーフセンチュリー以上のブレイクが9回で内センチュリーが3回という、これぞ世界ランキング断トツ1位だという貫禄をランキング2位のビンガムにまざまざと見せつけてくれました。

 

第5位 マークvsマーク 似ても似つかぬ強者達 再び

前回の対決から6日後のチャンピオンオブチャンピオンズでの試合です。フレームカウント3-5と前回同様アレンはリーチをかけます。セルビーも諦めずなんとか追いつきましたが、ディサイディング・フレームで40点ほどリードしたところでセルビーがレッドをポットできず、アレンが難しい配置からセーフティリードまで得点を伸ばしました。
実はこの二人のBest of 11の試合は6回行われているのですが、6回ともすべてディサイディング・フレームまで持ち込まれる接戦となっています。(セルビーの2勝4敗)

第4位 チャイニーズドラゴン征伐完了

5月2日、この日は近代スヌーカー9人目となる複数回世界タイトルを獲得した男が誕生しました。対戦相手は初の決勝進出を果たしたディン・ジュンフィでした。序盤、この舞台は3度目となるセルビーがリードを広げます。セカンド、サードセッションとディンは差を縮めては離されを繰り返しますがチャイニーズドラゴンはセルビーを倒すことはできませんでした。ここに偉大な世界王者マーク・セルビーが誕生したのでした。

第3位 世界選手権最大の山場、これほど苦しい戦いはない

他に類を見ない輝かしい成績を残したセルビーですが、世界選手権の準決勝がこの年一番苦しんだ試合だったはずです。この時はフーも好調でブレイク、総得点共にセルビーを圧倒していました。しかし、その非凡な試合運びとメンタルと運で辛勝しました。2016年のShot of the yearだと呼び声の高いセーフティ返しも、この試合で現れましたね。

 

第2位 スヌーカーブレイン頂上対決

とあるサイトでプロスヌーカープレイヤー達にインタビューしていく企画がありますが、その質問項目の一つに「最高のスヌーカーブレイン保持者は誰か?」があります。たいていはジョン・ヒギンズを挙げ、次点でセルビーを挙げるプレイヤーがほとんどです。というかこの僕は二人の名前以外を挙げたプレイヤーを知りません。それほどこの二人のブレインは群を抜いているということです。その二人がUKチャンピオンシップの準々決勝のディサイディング・フレームでスヌーカーブレインを披露してくれました。これぞスヌーカーという、どうしようもない状況でどんな決断をするのかハラハラドキドキのフレームになっております。正直このフレームはスヌーカー史上最高のフレームではないかと僕は考えています。

第1位 一度ならず二度までも、天才ロニーを越えた瞬間

年の瀬の12月、スヌーカー界ではUKチャンピオンシップの季節ですが、この決勝戦は言葉では言い尽くせないほど素晴らしい試合でした。マーク・セルビーとロニー・オサリバンの戦いの歴史を知るものにはなんとも珍しい展開でした。2007年のUKチャンピオンシップセミファイナルでのロニーの147以来の衝撃です。なんといってもこの大会の決勝戦で無敗だったロニー・オサリバンをマーク・セルビーが打ち負かしたのですから。この衝撃はマグニチュード8に迫るとかどうとか。

 

 

さて2016年を振り返る企画もこれで最後です。
すでに2017年のチャンピオンリーグも開催されています。
しかしなんといっても見所は1月15日から始まるマスターズです。ぜひセルビーにはUKチャンピオンシップに続き、このタイトルも獲得して欲しいですね!

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